オピネルのナイフを選ぶにあたってまず戸惑うのが、刃の材質についてではないでしょうか。ステンレススチールとカーボンスチールがそもそもどう違うのか、どちらの刃を選んだらよいのか、分からないことだらけで悩みは深まるばかりです。今回はそんなお悩みを解決すべく、鋼材による違いに着目してご紹介していきます。

ステンレススチールの特性

オピネルのステンレススチールは、スウェーデン・サンドヴィック社製の12C27Mを採用しています。Stain(サビ)+less(にくい)という名前からも分かるように、ステンレススチールの最大のメリットは、錆に強いということ。基本的に鉄は水分と酸素が結びつくことで酸化が起き錆びてしまうのですが、ステンレススチールの場合はクロムを含んでいるため表面に薄い酸化皮膜をつくり、刃を錆から保護しているのです。このことから、 すべてのオピネルのステンレススチールの刃には「錆びない鋼鉄」を意味する「INOX」の文字が刻印されています。

カーボンスチールの特性

カーボンスチールの魅力は、なんといっても切れ味が抜群で、研ぎやすいこと。普段からメンテナンスを心がけていれば、鋭い切れ味を保つことができます。自分好みに切れ味を調整したい方や、日頃から手をかけて道具を育てたい方にはうってつけ。オピネルのすべてのカーボンスチールナイフの刃には「CARBONE」の文字が刻印されています。

切れ味の違い

切れ味に関しては、カーボンスチールの方が優れています。その理由は、カーボンスチールの方がステンレススチールよりも鋼材の硬度が高いからです。しかし硬い分欠けやすいため、硬いものを切るには注意が必要です。でも心配はありません。研ぎやすく切れ味をしっかり取り戻してくれることもカーボンスチールの特徴のひとつなのです

ステンレススチールはカーボンスチールほどの切れ味は望めませんが、耐摩耗性が高いため、硬いものを切っても刃こぼれがしにくく、頻繁に刃を研ぎ直す必要がありません。

お手入れの違い

お手入れに関しては、圧倒的にステンレススチールが簡単です。使用後はハンドルを濡らさないよう注意しながら刃を洗い、しっかりと乾かすだけ。絶対に錆びないわけではありませんが、最低限のお手入れさえ行っていれば長きにわたりご使用いただけます。この手軽さがステンレススチールの大きな魅力と言って良いでしょう。

カーボンスチールは錆びやすいため、使用するごとにお手入れが必要です。流水に晒さず、食器用洗剤と温水で湿らしたスポンジで刃を数回拭い、水分をしっかり拭き取り良く乾かす、といった工程を適切に行ってください。使用前後に油分でコーティングしてあげると刃を保護し酸化を防ぐ効果が向上します。果汁や海水は錆の原因になるので要注意。湿気の多い環境での使用・保管は避けてください。

どちらを選ぶべき?

錆びにくく、お手入れが簡単なステンレススチール。こまめなお手入れが必要だけど、切れ味がよく研ぎやすいカーボンスチール。それぞれのメリット・デメリットを踏まえると、初めてナイフを購入される方やお手入れに時間を取れたくない方はステンレススチールのナイフが、手をかけて自分だけの道具作りを楽しみたい方はカーボンスチールがおすすめです。ご使用シーンやお好みに合わせてお好きなオピネルナイフを選んでみてくださいね。



おすすめアイテムのご紹介

扱いやすい定番ナイフのOPINELステンレススチールシリーズ。

鋭い切れ味と研ぎやすさが魅力のカーボンスチールシリーズ。